2010年4月23日金曜日

SquidとNIS

Squidをインストールする際にNISが有効になっていて、NISのpasswdマップにSquidユーザアカウントが既に登録されている場合、
NISクライアントPCでSquidをインストールしても、既にSquidユーザアカウントのエントリがあると判断されるため、NISクライアント側のパスワードファイルにSquidユーザアカウントは追加されない。

NISが稼働中は何ら問題は無いが、実はNISクライアントPCの停止時に問題が出る場合がある(openSUSE 11.2の場合だが)。
というのも、NISが停止されてからSquidが停止される様になっているため、Squidを停止しようとした時に、Squidユーザアカウントは存在せずSquidが異常終了してしまうのだ。

回避方法としては

Squidのインストールを、NISクライアントPCのOSインストール時に同時にやってしまう(NISがセットアップされる前にSquidのパッケージがインストールされることになるので/etc/passwdにSquidユーザアカウントが登録される)



NISクライアントPC側で一旦

# /etc/init.d/ypbind stop

とypbindを止めてからSquidをインストールし、インストール完了後、

# /etc/init.d/ypbind start

という手順が考えられる。
(YaST等からNISのpasswdマップを基にしてユーザアカウントを追加するという方法も有るが)

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